サウナに入って汗を流すと痩せるか痩せないか、
というのはよく議論の的になります。
結論から言うと、一回だけ入って体重が減るのは体内の水分が汗として出て行っただけなので、ダイエット成功とは言えません。
しかし、何度も入っていると老廃物が出て行って新陳代謝が高まったり、冷え性が改善して痩せやすくなる可能性はあります。
ここでは、サウナで体重が落ちる理由、デトックス効果、体が温まるメリットについてみていきます。
サウナに入って痩せた!?
サウナで汗を大量に流せば、体内の水分がなくなるので物理的に痩せます。
むくんでいた人であれば、むくみの原因だった水が出て行くので3kgくらいストンと落ちるかもしれませんね。
しかし、これは一時的に体内の水分が出て行っただけなので、また水分を補給してしまえば元に戻ります。脂肪が燃えてなくなったわけではなく、体内の水分が外に出ただけなので、痩せたというわけではありません。
一時的には体重が減っても、水を飲めば元どおりということです。
デトックス効果には期待できるかも
ただし、汗をかくことが全く無駄というわけではありません。
汗から老廃物が多く出て行けば、血流が改善されて細胞に栄養や酸素が届きやすくなります。細胞が活発に動くようになれば、消費カロリーが増えるので基礎代謝がアップして痩せやすく、太りにくい体質になれる可能性があります。
一回入ったくらいではデトックス効果でダイエットというのは難しいですが、続けて入っていれば徐々に新陳代謝がアップして自然と痩せられる可能性もあります。
体が温まるメリット
サウナの最大のメリットは、体を芯から温めることができることです。
最近では、冷えやすい成人女性だけではなく、成人男性、子どもまでが冷えやすい体になっています。
体が冷えてしまう原因は、水分のとりすぎです。
今は熱中症対策やダイエットのために1日に水を2L飲むことが推奨されていますが、これを一度に飲んでしまうと、体に吸収されずにむくみの原因になってしまうことがあります。
この余分な水分が体の熱を奪ってしまい、冷え性になります。
他にも、白砂糖や脂肪分の多い肉、南国系のフルーツなどは体を冷やしやすい食べ物です。こういった欧米化の食生活が重なったことで、冷え性の人が増えていると言われています。
サウナで体を何度も温めてあげることで、体が芯から温まって冷えが改善されれば、余分な脂肪が燃えやすい体になります。