「食べてすぐ寝ると牛になる」ということわざは日本でも古くから言われていることです。
そのためダイエットに際しては「食事後に運動をした方が痩せやすい」というようなイメージが付いていることが多いのですが、では実際のところこれについてはどうなのでしょうか。
食事後に体を動かすことのメリット
さて、ではまずは結論として食事後の運動がダイエットに効果的なのかどうかということについてですが、これは「効果的である」というのが答えになります。
まずそもそもダイエットとは何かというと、これは体に付いた中性脂肪を落としてスリムな体を作ることです。
しかし食事で得たエネルギーがすぐに体に脂肪として付くのかと言われるとそうではなく、脂肪になるまでには胃で食べ物が消化された後で脂肪分などが血液に乗り、細胞でエネルギーとして利用された後、余った分が中性脂肪になっていきます。
ここでポイントになるのが「細胞でエネルギーとして利用された後、余った分が中性脂肪になる」という部分です。
運動はエネルギーの消費を高めますから、食事後にジョギングなどを行うと、中性脂肪になるよりも先にエネルギーとして燃焼させて脂肪の蓄積を防ぐことが出来るのです。
そのためことわざで言われていることはあながち嘘でも無いと言えます。
食後のダイエットの注意点
さて、しかし注意をしなくてはならない点もあり、特に重要なのが「食後すぐに動いても効果は無い」ということです。
むしろ食後にすぐ激しい運動をしてしまうと消化不良を起こして体調が悪化してしまうこともあります。
ですから食事をした後はまず30分~1時間ほどの食休みをして、そこから体を動かすというようにするのがベストです。
食後のダイエットに最適な運動法って?
では実際にこのことをダイエットに生かしていくとして、どういったように体を動かすのがベストなのかというと、これは軽い有酸素運動から始めるのがベストです。
いきなりハードなトレーニングなどを始めてしまうと食後の体が上手く動いてくれないことがありますし、何より吐くほど体を動かすのは体に毒です。
また夕食の後であればその後は睡眠に入るわけですから、あまり体を活動状態にしないためにも軽いストレッチなどがベストでしょう。
ジョギングや水泳でもかまいませんが、夕食後は原則として睡眠を最優先した活動をすることが必要です。
ダイエットに成功したのに健康は失ったということの無いよう、ダイエットはくれぐれも健康第一で行いましょう。