ダイエットに最適な万能食品と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。
痩せる効果がある食材は多々ありますが、最もおすすめできるのは卵と言っても言い過ぎではありません。
卵はどのご家庭の冷蔵庫にあって、毎日食べる食材です。
うまく利用するだけでダイエット効果があがりますから、意識して取り入れてみましょう。
卵がダイエット向きの最強食材だという理由
食べると痩せる効果が高いと人気のある食材はたくさんあります。
バナナダイエット、夜トマトダイエットなんて大流行しましたね。
しかし、流行ったダイエット食材にも何かしら難点があったりします。
難点があるというのは、続けにくく挫折しやすい可能性もあるということ!
例えば、バナナダイエットのバナナは、どうしても食べ方のパターンが決まって飽きてしまいがちです。夜トマトダイエットでは、トマトの価格が高いから家計に響くと続けられない方もいるのです。
しかし、卵は違います。
10個入りパックが200円程度で変えますし、安売りを狙えば100円以下で買うこともできたりします。コンビニからスーパーまで、どこでも手軽な価格で簡単に購入することができるのは大きなメリットです。
それに、調理方法が数多くあり、他の食材との相性も抜群です。
アレンジして賢く利用すれば、飽きてつらいということもありません。卵白と卵黄を分けて使うこともできますから、調理方法によってカロリーの調整まで可能ですね。
価格的にも負担が少なく、飽きずに続けられるというだけで、最強食材だと言ってもいいのではないでしょうか。
そして、さらにすごいのはその栄養価です。
卵のすごい栄養価と嬉しいダイエット効果
卵はたんぱく質を構成している必須アミノ酸が豊富で、バランスよく配合されています。このアミノ酸のバランスを数値で表すアミノ酸スコアでは、なんと最高点の100という数値になる良質なたんぱく質なのです。
そして、卵の栄養価のすごさはそんなものではありません。ビタミンCと食物繊維は含んでいないものの、それ以外の栄養素はすべて含まれているというぐらいです。
しかも、生と加熱した状態では、それほど栄養価が変化しないというのもポイントです。熱に弱いビタミンB群が減少はしますが、それほど差はないそうです。
そのため、調理方法や食べ方に制限がほとんどありません。
また、GI値が低いのも嬉しい!
GI値が高い食品は、食後に血糖値が急上昇し余分なインスリンが分泌されて脂肪に蓄えられてしまいます。卵のGI値は低くて30程度ですから、そのような心配はありません。
卵ダイエットの賢い方法とは
話題のゆで卵ダイエットは、他の食材の代りにゆで卵を食べたり、1日1食をゆで卵だけにするというダイエット方法でかなり前に流行りました。
卵でダイエットする場合、栄養価が高く腹持ちのよい固ゆでの卵を食べる方法がやはり一番おすすめです。
ゆで卵は、消化するための消費カロリーが、食べた卵の摂取カロリーより多くなります。
そのため消化するために足りない分は、自分の脂肪を燃焼してくれるんですね。
固ゆで卵を賢く食べることは、腹持ちが良い分手軽に1日の摂取カロリーを抑えることができ、消費カロリーまで増やして脂肪を減少させることが可能なわけです。
とはいえ、ゆで卵だけを食べるというダイエットを続けるのは、ストレスが溜まったりします。それがたとえ1日1食だった場合でも、栄養面で不安が残るでしょう。他の2食でその分栄養を摂取できるかというとなかなか難しいですし、ゆで卵だけでは飽きてしまうからです。
そのため1日1食を、卵をメインにバランスよく他の食材と組み合わせてダイエットしましょう。その際に、意識しておきたいのがカロリーと腹持ちになります。
では、まずカロリーを確認しましょう。
卵の大きさや調理方法によって変わってきます。
生卵70~100Kcal
ゆで卵・・・75~90Kcal
目玉焼き・・・95~125Kcal
玉子焼き・・・90~130Kcal
スクランブルエッグ・・・100~230Kcal
茶碗蒸し・・・63~80Kcal
卵黄と卵白で比べると、卵黄が70kcalの場合、卵白は17Kcal程度です。
卵黄は栄養価が高いですが、コレステロールも高くなります。
卵白はカロリーが低く、たんぱく質の量は多いため、積極的に活用したい素材です。
ご覧のように、シンプルな卵料理だとどの調理方法でもそれほどカロリーは高くありません。一緒に摂取する他の料理や食材に合わせてメニューを考えると良いでしょう。
次に腹持ちについてです。
腹持ちの良さで考えると、熱を加えた方が腹持ちが良くなると言います。
ゆで卵が満足感が高いですが、半熟だと固ゆでに比べて腹持ちがよくありません。半熟が好みだとしても、ダイエットするなら固ゆでにするといいですよ。
ゆで卵のパサパサした感じが好きではない方は、火を通して歯ごたえを感じやすくなるような食べ方をすると腹持ちも良くなります。例えば、具材を入れて焼くなどです。
卵にはビタミンCと食物繊維が含まれていませんから、それらの多い食材を一緒に摂取すると理想的ですね。
このように調理方法を変えたり、一緒に摂取する食材を変えたりしながら、1食全体のカロリーを意識して卵を食べることが大切です。卵をメインにして考えていれば、総カロリーは抑えられるはずですし、GI値が低いため、脂肪になりにくくなります。
気になるコレステロール!卵はいくつ食べてもOK?
ただ、卵というとコレステロールを心配する方もいるでしょう。
コレステロールは、摂り過ぎると良くないですが、体に必要なものでもあります。
極端に食べ過ぎたりしなければ、心配はいりません。
1日2~3個ぐらいまでなら問題ないと言われていますね。
コレステロール値が高い方や、不安な方は、コレステロールを抑える効果があると言われる食材と一緒に摂取してみてはいかがでしょうか。
<コレステロール低下あるいは低下につながる効果があると言われている成分>
・青魚に多く含まれているDHAやEPA
・トマトのリコピン
・納豆や豆腐などの大豆製品に含まれるレシチン
・酢の物などお酢に含まれるクエン酸
・レバー、しじみやあさりなどの貝類、秋刀魚などのビタミンB2
コレステロールを体外に排出するには、ビタミンCや食物繊維を食べましょう。
毎日の食卓にあがる卵料理を意識するだけでダイエット効果があがります。
無理なく継続してみてはいかがでしょうか。