女性の生理周期は、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期という4つの期間で成り立っています。このどの時期からダイエットをスタートするのかは、とても重要!
それは女性ホルモンの分泌量に変化があるからです。
ダイエットに関わる女性ホルモンとは
女性ホルモンは、妊娠や出産ができる体をつくるために、卵巣で作られるホルモンです。その種類は2種類。エストロゲンとプロゲステロンといいます。
エストロゲンは排卵に関わる卵胞ホルモン。受精卵のために、子宮の内膜を厚くします。妊娠に備える準備をし、女性らしい体にしてくれるホルモンですね。
丸みをおびたしなやかな体や、お肌・髪・爪のハリつやなどはこのエストロゲンのおかげです。他にも、肥満・病気の予防や精神を安定させてくれます。
一方、プロゲステロンは黄体ホルモン。妊娠に関わるホルモンです。
受精卵が着床しやすいように、内膜にさらに膜を作ります。
プロゲステロンが多く分泌される時期は、食欲を増進して眠くなります。気分は不安定になり、体内に水分量を整えようとしてむくみまで・・・
妊娠のために、色々と溜め込もうとしていると思うと理解しやすいですね。。
妊娠しなかった場合、子宮で作られた膜は壊されて排出されます。それが生理です。
この2つのホルモンの分泌量の変化は、ダイエットに大変重要な意味があります。
エストロゲンが多い時期にダイエットスタート
生理が終わってから10日間ぐらい(排卵前)は、エストロゲンの分泌が多くなります。ダイエットをスタートするには、この時期が最適です。
エストロゲンは、代謝を促し内臓脂肪を分解して小さくしてくれる効果があります。
そのため、この時期に有酸素運動をすれば効果を感じやすくなります。
気持ちが明るくなる時期なので、体も心も絶好調!
イライラしづらくなりますし、集中力も増加!
体重が減りやすいから、さらに気持ちが明るくなる!
効果を感じやすくて気分がよければ、環境を変えてダイエットするのも慣れやすいと思いませんか?
なんだか効果あるかも~なんて気持ちになれれば、しめたもの♪
良いスタートをきったことになりますよ。
プロゲステロンが多い時期が不向きなのはなぜ?
では、なぜ生理前のプロゲステロンが増える時期だとダメなのでしょうか。
それは、プロゲステロンが増える時期は、心身ともに不安定になるからです。女性の身体が、妊娠に備えて準備を整える期間だからですね。
甘いモノが食べたくなったり食欲が増します。
生理前には、食べても食べてもお腹がすくという経験のある方面多いでしょう?
また、イライラしてストレスも感じやすくなるし、皮下脂肪を溜めやすくもなります。
食欲が増して、しかも甘いものが食べたい・・・
イライラするし、体調もくずしがち・・・
こんな時にダイエットをしても、三日坊主で挫折するだけです。どう考えても、ダイエットスタートには不向きですね。
エストロゲンの分泌が多い時期からダイエットをはじめ、「ここまで続けたんだから大丈夫」と思えるようになれば、プロゲステロンが多く分泌されても挫折しにくくなります。
いつから始めるかというちょっとした事ですが、これでもダイエットの成功・不成功の結果につながることなんです。
ダイエットは継続が重要です。
出だしから効果が感じられずにイライラしていれば、すぐ挫折してしまいますね。
健康的に継続するためにも、ダイエットスタート時期を考えてみましょう。