運動で痩せたい方は、手軽にできるウォーキングがおすすめです。
運動効果をフルに発揮させるためには、最低でも20分は必要となります。
本格的にダイエットをするなら、30分以上は行いたいものです。
カロリー消費量はそれほど多くない
ウォーキングをすれば摂取カロリーが効率よく燃えて、食事制限をしなくても痩せると考える方はいるでしょう。
しかし、ウォーキングの消費カロリーは思いのほか少ないのです。
30分で100kcal程度なので、1時間行っても菓子パン1個を食べれば相殺されます。
消費カロリーを増やすためには、通常より速めに歩くことが大切です。
キビキビとした動作で、早歩きするイメージで行いましょう。
脂肪が付着している部位を意識的に動かすようにすれば、よりダイエットに効果的です。
日常的な運動では部分痩せは難しいのですが、まったく不可能ではありません。
使用する部位に気を配れば、十分に脂肪を落とすことは可能です。
消費カロリーで考えると、ジョギングのほうがずっと効果的ですが、継続性を考えると厳しい方もいるでしょう。
足腰への負担も大きくなるので、肥満の方ほど最初は楽な運動で痩せていくべきです。
ウォーキングの最大の目的は代謝促進
ウォーキングで燃焼できるカロリーは少ないものですが、実は本来の目的は代謝促進にあるのです。
身体を動かせば全身がポカポカと温かくなるでしょう。
この状態は確実に代謝が向上しており、痩せやすくなっているのです。
何をしても痩せない方は、代謝力の低下を疑ってみるべきです。
特に年齢を重ねることで太りやすくなった方は、代謝低下に理由があると考えたほうがいいでしょう。
無理をした運動は逆効果になる
適度な運動は心地よい疲労感を与えてくれます。
ストレス解消効果も期待できるので、寝つきがよくなるでしょう。
寝る子は育つと言われるように、健康維持のためには質のよい睡眠が必須なのです。
睡眠不足が原因で肥満を引き起こすケースは多いのです。
夜ふかしが習慣化していることは、睡眠改善からダイエットを始めましょう。
ウォーキングダイエットで注意したいのは、やりすぎないことです。
長時間続けたほうが効果的ですが、それ以上に大切なのは継続にあります。
三日坊主になってしまう原因の多くは無理にあります。
無理なく痩せるためにも、確実に実践できる運動メニューにしましょう。
1日30分の運動が無理ならば、20分でもかまいません。
ただし、20分は下回らないように調整しましょう。
運動による代謝促進作用が期待できなくなります。