トマトはダイエットにいいと大流行したことがありましたね。
その理由は、トマトに含まれるリコピンという成分によるものです。
今回は、リコピンについてとトマトの効果的な摂取方法をご紹介します。
リコピンとは
リコピンとは、トマトやスイカなどに含まれている赤い色素のことです。
トマトにも色々な種類がありますが、赤い色が濃いトマトに多く含まれています。
抗酸化作用が大変強く、アンチエイジングはもちろんダイエットにも効果が高いと話題になりました。その抗酸化作用は、ビタミンEの100倍以上にもなるといわれています。
そして、抗酸化作用の他にも体やダイエットに良い効果が色々とあります。
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 脂肪細胞の成長を抑制する
- 喘息の改善
- がん予防
- 動脈硬化の予防
リコピンでなぜ痩せられる?
血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌されてしまって、インスリンにより各細胞は送られてあまった糖は脂肪として蓄えられてしまいます。
しかし、リコピンには、血糖値の上昇をゆるやかにする作用がありますから、インスリんの分泌を抑えることができます。その結果、脂肪を溜めにくい体になれるのです。
また、脂肪になる前の予備軍ともいえる前駆脂肪細胞が脂肪に成長してしまうのを抑える働きもあります。予備軍の細胞を抑えてくれるのですから、脂肪の蓄積を止める働きがあるってことですね。
トマトをメニューに加えることで、もしかしたら溜めこんでいたかもしれない脂肪を防ぐことができるのです。
リコピンの効果を得るためには、1日に2個を目安に食べるのがおすすめです。
効果的なトマトの食べ方
トマトは夏野菜なので、そのままかぶりついて食べたいぐらいですが、実は焼いて食べた方が効果は高いといわれています。
それは、焼いた方が、リコピンの吸収率があがるからです。トマトを焼くことで細胞壁が壊れ、中のリコピンを吸収しやすくなるんです。
なんと吸収率は2倍に!生で食べるより、ずっとダイエット効果は高まります。体を冷やさないのもいいですね。
また、リコピンは熱に強いので焼いても成分に問題はありません。油に溶けやすい性質ですから、油をひいて焼くことにより、より吸収しやすくなります。トマトを食べて血糖値の上昇を緩やかにできるのであれば、ダイエット中の人にとっては強い味方となりますね。
だからこそ、その効果を十分に発揮させるために、食前に食べるといいですよ。
1度に食べてもいいですが、朝と夜に分けて食べてもOK。
朝食べると内臓脂肪が燃焼しやすくなっておすすめ。
代謝は寝ている間は低下していますが、朝ごはんを食べることによってアップし始めます。その時にトマトのリコピンを摂取すると、効果もアップするからです。
トマトはミニトマトでも大丈夫!
1日10~15個を目安に食べるようにしましょう。
オリーブオイルでシンプルに焼いて食べたり、チーズをのせたり、卵と一緒に炒めたり・・・お好みのメニューでリコピンをしっかり摂取しましょう。