ダイエットといっても、やみくもに食事の量を減らしたり、運動したりするだけでは、美しくやせることはできません。
食事を減らしても甘いものを食べ過ぎたりして、肌荒れを引き起こしたり体調を崩したことがある方もいるのではないのでしょうか。
規則正しい食事を摂り、健康的に痩せる食事の摂り方を理解し、実行にうつすことが大切なのです。
痩せるために大切なホルモンのコントロール
人のからだは、血糖値が下がると空腹を感じます。
お腹が空いて、ご飯を食べると再び血糖値が上がって、インスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンが分泌されて上がった血糖値が下がると、また空腹を感じます。
反対に、血糖値が下がると下がり過ぎを抑えるために、グルカゴンというホルモンが分泌されます。
つまりグルカゴンが分泌されることで、空腹感を感じにくくなります。
炭水化物、たんぱく質、野菜を、1:2:3の割合で食べると、これらのホルモンのバランスが整えられて、空腹を感じる時間が少なくなるのです。
確実痩せたい人は、まず、このホルモンのバランスを理解することが大切でしょう。
ダイエットには食べる順番が重要
食べる順番は、即効性はありませんが、とても簡単な方法で痩せる効果があるのでおすすめのダイエット方法です。
食べる順番で、効果があるといわれているのは、野菜、たんぱく質、炭水化物の順番です。
食物繊維がたくさん含まれた野菜を先にお腹におれておくと、炭水化物やたんぱく質の吸収を抑えてゆっくりと消化していってくれます。
さらに食物繊維は血糖値の上昇を抑えてくれるのです。
つまりインスリンが増えるのも防いでくれるので、空腹感も減るというメリットがあります。
インスリンが増えすぎないことで、脂肪の吸収も抑えてくれるという効果も期待できます。
朝食はしっかり摂ることがダイエットの基本
朝は時間がない、などの理由から軽めにして、夜は外食などでボリューム満点に食べる、なんていう生活をしている人もいるのではないのでしょうか。
夜に炭水化物をたくさん食べてしまうと、夜寝るまでにエネルギーを使いきれずに睡眠に入ってしまう、ということになってしまいます。
人のからだは、食事を摂って作られたエネルギーを寝るまでに使い切ってしまうと、寝ている間にも脂肪を燃やして基礎代謝として使ってくれるのです。
そのため、エネルギーをたくさんつかう一日の始まりである朝食をしっかりと摂って、夜は控えめにすることが、ダイエットへの近道になります。