ダイエットしても、脂肪が燃えてくれないとボディラインが崩れてしまう可能性があります。食事制限したけれども、減ったのは脂肪ではなくて水分だった、ということもあり得ます。
ここでは、脂肪燃焼効果が期待できるお茶の成分と活用法を説明していきます。
お茶に入っている脂肪燃焼効果がある成分
お茶の脂肪燃焼作用で注目されているのが、「茶カテキン」です。
ポリフェノールの一種で、緑茶、ウーロン茶、紅茶、などほとんどのお茶に含まれています。渋みのもとですが、これには脂肪燃焼作用のほか、抗酸化、抗菌、美肌、アンチエイジングなどの作用があるとも言われています。
最も脂肪燃焼作用が高いと言われているのは、プーアール茶です。
これには、膵臓に含まれる脂肪分解酵素リパーゼの働きを活性化させる作用があります。リパーゼは脂肪燃焼のほかに、脂肪の消化と吸収の役割も果たしています。
矛盾しているように思えるかもしれませんが、リパーゼの働きを活性化させれば、体の中で脂肪が栄養素として使われやすくなり、結果的にダイエットにつながります。
リパーゼを活性化させるには、カフェインやミネラルが必要なので、そのほかの飲み物や食品から補うようにしましょう。
お茶でダイエットする方法
お茶の脂肪燃焼成分を効率良く取り込みたいならば、体が水分を欲しているタイミングで飲むのがベストです。例えば、お風呂上り、スポーツの後、朝起きてすぐ、などに飲めば吸収率が上がります。
そのほか、食事と一緒の飲むのもおすすめです。
お茶は様々な料理と相性の良い飲み物です。ワインのように魚には白、肉には赤、などという飲み合わせもありません。
また、脂っこいものを食べた時に飲めば、消化を助けて気分を良くしてくれる効果も期待できます。食事と一緒に飲む方法であれば、毎日忘れることなく無理なく摂取することができます。
実行するときに注意したいこと
脂肪燃焼作用のある成分の入ったお茶を飲むだけで良いという単純な方法ですが、飲むときに気をつけたいことがあります。
それは、一度に大量に飲んではいけないということです。
健康な成人で、1分間あたりの水分代謝量は16mlです。つまり、このキャパシティーを超えてガブガブ飲んでしまうと、水分が処理しきれなくなってしまいます。
すると、むくみが起きて新陳代謝が下がってしまうことがあります。
そのため、ダイエット目的で飲むならば、1回につき200cc(コップ1杯程度)をちびちび飲む方法にしましょう。これならば腎臓に負担がかからず、ダイエットにも効果的です。