ダイエットしたいと思っても、食べたいものを我慢するのは辛いものです。
美味しいものほどカロリーが高く、痩せたいけれども食べたい、というジレンマに陥ってしまうことも多いです。
いかにカロリーを減らすか
カロリーを減らすには、食べる順番を意識することが効果的です。
つい早食いでたくさん食べてしまう人でも、野菜や温かいスープを最初に食べることで自然に食べる量を少なくすることが出来ます。
食べる野菜は、なるべく歯ごたえがあるものだと良いです。
剥いたり切ったりという手間が面倒であれば、きゅうりを軽く洗ってよく噛んで食べると良いです。
味付けをしたいならば、少し塩を振りかけるか、オリーブオイルをつけて食べると良いです。
オリーブオイルは脂肪分のなかでも、体に良い栄養素を含んでいます。
野菜の次に食べるもの
野菜を食べたら、今度は温かいスープを飲むと素早く満腹感を感じることが出来ます。
ただし、ガブガブ飲んでしまうと胃液が薄まって消化のスピードが落ちてしまうので、ゆっくり飲むようにします。
次に食べるべきは、おかず類です。
日本ではご飯をメインに食べるのが昔からの決まりごとのようになっていますが、この食べ方は血糖値を急上昇させてしまう原因になります。
血糖値が上がるとどうなる?
血糖値が上がってしまうと、ダイエットの敵である脂肪が作られやすくなります。
膵臓から分泌されるインシュリンというホルモンは、小腸から血管にブドウ糖が取り込まれると、まずそれを筋肉のグリコーゲンに貯蔵します。
さらに血液中のブドウ糖が増えると、今度は脂肪細胞にブドウ糖を貯蔵しようとします。
血糖値が上がってインシュリンがブドウ糖を必死に回収すると、今度は血液中のブドウ糖が少なくなって低血糖を引き起こします。
低血糖が起こると、食べる量は十分にも関わらず、空腹感を感じて食後のデザートを食べ過ぎたり、間食が増える原因になります。
最後に主食を食べる
血糖値が下がり過ぎないようにするには、野菜、スープ、おかず、主食、の順番で食べ進めると良いです。
野菜はブドウ糖の吸収スピードを緩やかにしてくれるので、血糖値が急上昇しなくなります。
肉や魚などのおかず類は血糖値の上昇には関与しないので、太るのを阻止してくれます。
最後に主食を食べる頃には、野菜である程度満腹感が感じられていますし、ブドウ糖の取り込みスピードを緩やかにしてくれる状態になっているので、低インシュリンダイエットのような効果が得られます。
結果的に主食から摂るカロリー量が減り、健康的なダイエットが出来ます。