腸に便が滞留すると、嫌気醗酵が起こってガスが発生し、有害な物質が腸から体内に入って行ってしまいます。
その結果軽微な疾病からガンなどの深刻な疾病まで、数多くの健康上の問題を発生させることになります。
そのため1日1回の規則的な排便ができるに越したことはありません。
肥満体質と便秘に相関関係はあるのか
便秘の原因は様々ですが、まず腸内環境が悪化していることが考えられます。
いわゆる善玉菌と悪玉菌とのバランスです。
これを腸の内部要因とすれば、他に外部要因も考えられます。
肥満気味の人は、皮下脂肪だけではなく内臓脂肪が多く付着していることが多いものです。
特に大腸に付着すると、腸の自然な運動を大きく阻害します。
そのため腸が便を広報に押し出していく蠕動運動が働かなくなってしまうのです。
こうなると便秘の改善はなかなか難しくなってきます。
外部要因を解決するにはどうすれば良いのか
これはダイエットを行なうしか方法はありません。
食事制限によって脂肪の摂取量を減らし、有酸素運動で体脂肪を燃焼させていくのです。
こうして内臓脂肪を減らしていけば、腸の正常な運動が再開され、便秘体質が徐々に改善していくはずです。
内臓脂肪を減らすには食事制限と有酸素運動が必要と書きましたが、その効率をサプリメントによって改善する方法もあります。
唐辛子由来のカプサイシンを配合したサプリメントの摂取で、脂肪が分解遊離しやすくなり、有酸素運動の効果を側面からサポートしてくれます。
内部要因を解決するにはどうすれば良いのか
これは食事内容を見直すことで改善されます。
まず食物繊維を多めに摂取します。
食材としては野菜・海藻・きのこですのでカロリーは低いです。
食物繊維が体内に入ると、食事をきっかけに急上昇する血糖値を抑えにかかります。
その結果糖が脂肪に変わる働きを阻害してくれます。
また胃壁に密着してゆっくり進むという特徴から満腹度が長時間継続し、過食を防いでくれるというありがたいダイエットアイテムになります。
そして大腸内では掃除の役割を果たし、便を後方に送り出していきます。
また食物繊維は善玉菌の餌になります。
併せて乳酸菌やビフィズス菌をヨーグルトなどから摂取すれば良好です。
普通の食事で十分に摂取することができなければ、食物繊維・乳酸菌・ビフィズス菌などはサプリメントで補うことができます。
正しい方法でダイエットを行なうならば、便秘体質も必ず改善されます。