最近では腸活が流行っていて、そこではよくオリゴ糖というキーワードが出てきます。
オリゴ糖は腸内細菌のビフィズス菌などの善玉菌のエサになる糖類です。
これでダイエットできるのは本当です。
ここでは、オリゴ糖の性質、なぜダイエットにいいのか、善玉菌が増えるメリットについてみていきます。
どんな性質の糖類?
オリゴ糖は、お通じをよくしたり、免疫力を向上させる善玉菌のエサになります。
摂取することで善玉菌を増やして腸内環境を整える効果が期待できます。
オリゴ糖がつくりだす酸には、アンモニアなどの有害物質をつくりだす悪玉菌を弱らせる作用があります。
なので、善玉菌を増やすとともに、悪玉菌の勢力を弱めることができます。
糖類ですが、体内で消化されにくいのです。
1gあたり約2kcalとカロリーが低く、カロリーをコントロールするときにも使えます。
砂糖は1gあたり約3.8kcalあるので、半分のカロリー摂取量で済みます。
なぜダイエットに効果的なのか
オリゴ糖は、糖類ですが血糖値を上昇させないという特徴があります。
血糖値が上がらなければ肥満ホルモンのインシュリンが分泌されないので、脂肪がつきにくくなります。
糖尿病の人でも甘味料として使えるのが嬉しいポイントです。
お腹の調子を整えるので、ダイエット中に陥りがちな便秘を改善することができます。
便秘になってしまうと、腸内に悪玉菌が増えて体に有害なアンモニアなどのガスが多く作られてしまいますし、食べ物が腐敗して体臭や口臭、ガスなどがきつくなることもあります。
アンモニアが多く作られると、細胞の働きが悪くなって新陳代謝が落ちてしまいます。
すると太りやすく痩せにくい体になってしまいます。
善玉菌を増やすメリット
腸内には、体にいい働きをしてくれる善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌、どちらでもない日和見菌があります。
日和見菌は普段は善玉でも悪玉でもないですが、腸内の勢力が善玉に傾くと善玉菌、悪玉に傾くと悪玉菌になります。
善玉菌のエサを与えてあげれば、善玉菌が優勢になるのでこの日和見菌が善玉になって、善玉菌を増やすことができます。
すると腸内環境が良くなり、お通じも良くなり、老廃物が溜まりにくい体になります。
老廃物が溜まると血液が汚れて細胞に栄養が届きにくくなり新陳代謝が落ちるので、腸内環境を整えることはダイエットにとって不可欠ということです。
また、腸内環境が整うと免疫力がアップするので、風邪を引きにくくなる、などのメリットもあります。