ダイエットをしていてもいなくても、摂取カロリーが消費カロリーより多ければ太ってしまうことは知っています。余ったエネルギーは体脂肪になってしまいます。
消費カロリーをアップさせるためには、基礎代謝アップがかかせません。基本を理解しておきましょう。
基礎代謝とは
基礎代謝とは、呼吸や血液循環、体温調節、など、特に自分で何もしなくても最低限の生命維持活動のために使われているエネルギーのことです。
私たちの体は、1日で消費されるエネルギーの約70%は、基礎代謝で消費されているといいます。残りの30%は、消化・吸収で消費されるカロリーと、生活で体を動かす時に消費されるカロリーです。
しかも、この中で運動して消費されるカロリーは5%ほど。
がんばって運動したんだから食べても大丈夫なんて思ってしまいがちですが、体全体で考えると少ないですね。
基礎代謝を上げる方法
【筋肉をつける】
筋肉量が多ければ、それだけエネルギーを使うことになります。
筋肉をつけるには筋トレが一番ですが、無理にハードな運動をしようと思うと挫折します。大切なのは、長く続けられる運動をすることです。まずは、ながら運動から始めましょう。ながら運動といっても、色々な方法があります。
調理しながらかかとの上げ下ろしでもいいでしょう。寝たまま足踏みでもいいです。
歩く時に意識して一歩の歩幅を広くするだけでも運動になります。
無理しないことを長く継続することで筋肉がつき、代謝もアップするのです。そして、運動することになれれば筋トレも続けられるようになります。
【朝食をきちんと食べる】
朝はバタバタして、朝食を抜いたりしていませんか?
体が目覚める時間帯ですから、朝食を少しでもとることで基礎代謝が上がります。
食べ物が体に入ることによって、体温が上がるからです。
朝は行動のスタートですから、カロリーを多くとっても消費できます。筋肉をつけるたんぱく質を多めに食べたり、生姜など体温が上がる食品を食べるのもいいでしょう。
【血行をよくする】
体の血流がよくなることで新陳代謝がアップし、代謝も上がります。
血行をよくするためにやりたいのは、入浴やストレッチなどがいいでしょう。
半身浴は特にいいですね。じんわり汗をかくぐらいに行うことがポイントです。
基礎代謝が下がってしまうこと
基礎代謝な年齢とともに下がっていきます。若い頃は痩せられたのに、同じ生活をしていても太ってしまうというのは、そのせいですね。
過度な食事制限も、代謝が低下する原因のひとつです。
人の体は、カロリーが極端に減ると、飢餓に備えて蓄えようとしますし、エネルギー消費も抑えます。そのために、基礎代謝も下がってしまいます。
また、過度な制限をしなくても、炭水化物中心の食事・野菜不足など偏りがある食生活をしていれば下がります。
これは、代謝するための栄養素が足りないからです。
バランスの良い食事をして、基礎代謝が上がる行動を心がけていけば、いくつになっても基礎代謝はあげることができます。
ダイエットには必要不可欠といえるほどの重要ポイントですから、今日から生活習慣を変えていきましょう。