ダイエットの強い味方のきのこ。種類も多いし、低カロリーで食物繊維も豊富です。
きのこを使ったダイエットだけでも、様々な方法や痩せ方がありますね。
今回は、干しえのきダイエットについて注目します。
キノコキトサンがすごい
きのこ類がダイエットによいといわれるのは、低カロリーということもありますが、キノコキトサンという成分が豊富に含まれているからです。
このキノコキトサンという成分が、ダイエットに効果を発揮します。
キノコキトサンのおもな効果
- デトックス効果
- 血糖値を下げる働き
- 中性脂肪を低下させる働き
- 便秘解消
- 免疫力アップ
- がん細胞の抑制
- 高血圧防止
キノコキトサンは、血中で脂肪の吸収を抑え、排出してくれる働きがあります。
そして、余分な脂肪が排出されたことにより、血糖濃度やコレステロールが減って、インスリンが大量に分泌されることも防ぎます。その結果、脂肪が溜まりにくい体にもなるんです。
またきのこ類は食物繊維が豊富ですが、えのきはキャベツの2倍以上の食物繊維があります。
干しえのきダイエットのメリット
乾燥させたえのきだけを食べる干しえのきダイエット。
そもそも、きのこを乾燥させることにどんなメリットがあるのでしょうか。
それは、凍らせたり干したりすると、成分が溶け出てさらに効果が増すことです。
しいたけ・まいたけ・アガリスクなども干して同じように使えますが、えのきは価格が安くて1年中手に入りやすいので便利です。
えのきだけは乾燥させて水分が抜ける時に、細胞壁が壊されてアミノ酸などのうまみ成分があふれ出てきます。香りも強くなるため、うまみを感じやすくなります。
また、調理する時に水分によって膨張し、胃に入るとさらに胃液などで膨張します。
うまみがあると少量で満足できるといいますが、膨張することでも満腹感を感じやすく、腹持ちもよくなります。
そして、干すことによる嬉しい効果がビタミンDです。
天日干しで作ると、ビタミンDが多くなり、カルシウムの吸収を促進します。
ダイエット中はカルシウムが不足しがちですので、ありがたいですね。
干しえのきの作り方
では、干しえのきの作り方をご紹介します。
- おがくずがついている石づき部分を切り落とします。
それ以外の食べる部分は、1cmぐらいを目安に細かく切っていきます。なるべく細かく切った方が効果的ですよ。
- ザルなどの通気性のよい網になっている入れ物に、バラバラにしながら重ならないように入れておきます。干す時に虫がつかないよう、三角コーナーのネットなどをかぶせておきましょう。
- 洗濯物を外に出しておくような時間帯に、えのきを天日干ししておきます。えのきがなるべくカラカラになるように。
- 茶褐色になれば乾燥しているのですが、乾燥が足りないと思ったらフライパンでから炒りしましょう。弱火でじっくり炒ることがポイントです。
- あら熱をとった干しえのきを、ジッパー付きの密閉袋に入れて保存します。密閉しておかないと湿気で戻ってしまうので注意。
- 保存は冷凍庫がおすすめ。約2ヶ月もちますし、細胞が膨張して効果が増します。
食べる量は、1日に20~30g程度。(生のえのきは150g)
食物繊維が多いため、食べ過ぎるとお腹がゆるくなるので気をつけましょう。
そのままおやつがわりに食べても美味しい!
スルメに似た味と香りがします。
また、えのきはどんな料理にも合いますから、汁物や煮物に入れたり、ごはんなどにかけて食べてもいいですね。特におすすめは、お味噌汁。えのきのエキスが抽出されてだしが出るため、より美味しくなります。
自分で天日干しするのは少し手間がかかりますが、むずかしいことはないのでお試しください。
えのきは安く、一度作れば冷凍で2ヶ月もちますから家計にもやさしいです。