加圧トレーニングは、アンチエイジングも兼ねたダイエット方法です。
抗老化作用のある成長ホルモンを分泌させることができるので、ダイエットと一緒にアンチエイジングもしたい人におすすめです。
加圧トレーニングの方法
加圧トレーニングは、専用のベルトを使います。
これを腕や脚のつけ根に装着して、適した圧力をかけてトレーニングを行います。これにより、成長ホルモンの分泌を促すことができます。
専用のベルトを巻くと、血液の流れが制限されます。
この時、血液のなかでは疲労物質の乳酸が溜まった状態になります。
トレーニング後にベルトを外すと、溜まった乳酸が一気に流れて体内をかけめぐり、成長ホルモンの分泌が促されるというメカニズムです。
成長ホルモンとは?
成長ホルモンは、筋肉や骨を作ったり、脂肪の代謝を促す、新陳代謝を活発にさせる、などの働きがあります。脂肪を燃やす、基礎代謝を高めるといったダイエット効果の他に、肌のターンオーバーが促進されて美肌効果を期待することもできます。
乳酸は体内で一定濃度を越えると、脳下垂体を刺激して成長ホルモンを分泌させます。成長ホルモンの分泌は20歳前をピークに、その後はどんどん減少していきます。
加圧トレーニングは、乳酸の蓄積を利用して、血液循環をわざとベルトで抑制して、軽度の負荷による運動によって乳酸を溜まりやすくするのがポイントです。
血流を抑制させることで、一時的に細胞が傷つくので、その傷ついた細胞を修復させる成長ホルモンを分泌させる効果もあります。
加圧トレーニングダイエットを安全に行うために
アンチエイジング効果も期待できる加圧トレーニングですが、このダイエット方法では血液の循環を止めるため、循環器系に疾患のある人は自己判断で行わないほうが良いです。
また、使うベルトは必ず専用のものを使ってください。
適当なベルトを使うと、肌を傷めてしまう危険性があります。
1日約15分で、週2回を目安にして行います。
1日やったら2~3日は日にちをあけて再度取り組みましょう。
加圧トレーニングを安全に行うには、ジムでトレーナーに指導を受けながら行うのが望ましいです。加圧ベルトの装着は必ず服の上から行い、圧力はトレーナー調整してもらうと安全です。ジムで加圧の方法がわかったら、自宅で自分で取り組むと安全です。
人によっては痛い、きつい、ということもある加圧トレーニング。
無理せずマイペースに取り組んでいくのが続けるコツです。