いろいろなダイエット方法が登場しては消えるのは、簡単に続けられないからです。
例えば、糖質制限ダイエットは非常に効果の高いダイエットと言われていますが、主食が食べられないのでメニューが制限されます。食事に誘われても断らなければならないなど、気まずい雰囲気を作ってしまうこともあります。
血糖値の急上昇を抑える「食べる順番ダイエット」なら、無理なく続けることができます。
食べる順番ダイエットならばメニューに困らない
食べる順番ダイエットは、決められた順番のルールに従って、食事をするだけの簡単なダイエットです。これが優れているのは、どんなメニューが出されても大丈夫だからです。
具体的な食べる順番は、野菜、おかず、主食、という順番です。
最初に野菜を食べて、中間におかず、最後に主食を食べるというだけのルールなので、カロリーや食品の栄養素を特別考えなくても誰でも取り組むことが出来ます。
特別なルールはないから続けられる
続けられるダイエットの条件は、難しいルールがないことです。
どんなに効果的な方法でも、ルールが細かく決められていたり、食べる食材に制限があると続けにくいものです。
最初は忠実に守ってやっていたけれども、途中で面倒になって投げ出してしまうのも、簡単にできないからです。
その点、食べる順番を野菜、おかず、主食、という順番にするだけならば、誰でも理解できますし、いつでも取り組むことが出来ます。
朝、昼、晩、と特別な道具を用意しなくても取り組めますし、もし食事や飲み会に誘われた時でも気持ち良く参加することが出来ます。
痩せたいがために人付き合いをひたすら断っているというのは、寂しいものです。場合によっては険悪なムードを作ってしまう可能性もあります。
男性でも取り組みやすい
女性は忠実にルールを守る傾向が強いですが、男性は大雑把に取り組む人も少なくありません。そういう人でも、食べる順番を変えるだけのダイエット方法であれば、大雑把に食べて痩せる効果が期待出来ます。
最初に野菜を食べる理由は、そうすると脂肪や糖の吸収を妨げることができるからです。
特に太る原因となる糖は、主食にたっぷり含まれています。糖は小腸でブドウ糖に分解されて取り込まれますが、事前に野菜を食べておくとブドウ糖の吸収のスピードを遅くすることが出来ます。
ブドウ糖の吸収が遅くなると、脂肪が作られにくくなるだけではなく、インシュリンを出す膵臓に負担がかかりにくくなったり、血管や神経をブドウ糖が傷つけてしまう糖毒性を弱くすることも出来ます。健康にも効果的ということです。